04 avril 2014

4月4日 『羊をめぐる冒険』 『La course au mouton sauvage』

Le vendredi 4 avril 2014
6時、曇り、2377.5

マドンナちゃんが往年のBB(ブリジッド・バルド)のようになってきた。またはローマのシンボルの狼の乳のようでもある。

村上春樹作『La course au mouton sauvage羊をめぐる冒険をやっと読み終えた。374ページあった。訳者はPatrick De Vos。読了はいいが、何を読んだのか皆目分からない。文章は平易だった。しかし、冗長なんだなぁ。タバコとアルコールがよく登場した。出てきたチョコレートはネスレじゃなくてハーシーHershey。なるほど。
村上春樹作品は、コッポラであり、チャンドラーなのだそうだ。そういわれても、僕にはピンと来ないけれども。
僕には論理性のある作品を書ける作家とはみえない。羊男homme-moutonが登場しようが、羊が右翼の親分Maitreの肉体に(霊的に)入り込もうが、死んだネズミratと主人公「僕」が話をしようが、そんなことは奇異でもなんでもない。つまらないトリックだ。だがそれが必然的であるように説明できていればいい。しかし、その説明がまるで幼稚なのだ。
フランス語翻訳だから、各フレーズの論理性は一応通っている。そうでなければフランス語にならない。しかし、ストーリーを貫く論理がない。
ニーチェがでてきたり、ロシアの作家が出てきたりするけれども、哲学が騙られているわけではなく飾りである。
ノーベル賞候補に毎年なっているときくけれども、彼とたとえばマリーズ・コンデMaryse Condéを比べたくもない。
日本語で読んでいないので、決め付けるのはいけないだろうが、おそらく日本語の文章も味のない、教養cultureのいらない平易な文章ではないかと思われる。僕が間違っているだろうか。
少なくともこの作家の別の作品を読みたいとは思わない。さらに本棚に置きたいとも思わない。
Seuil出版
1990年10月
来週ルサカ(ザンビアの首都)の日本大使館に旅券の増補をするために行く。その後日足を伸ばしてビクトリア瀑布見学。家を空けるのでクリスチャンの友達セルジョ君にマドンナとチーコ、マーゴちゃんの世話を頼む。彼女たちのビスケットが足りなくなりそうなので買いに出かける。

西アフリカのエボラ出血熱ビールスはギニアに続いてリベリアで発見されたが、ギニアの東の隣国マリで疑わしい3例がみつかり、サンプルを米国に送った。


中央アフリカ共和国RCAで不当に市民を巻き込んで殺したとチャド軍をが非難されているが、これにチャド政府は抗議してRCAから引揚げると発表した。時まさにブラッセルでEUとアフリカの会議が水木と開かれている最中だ。チャドはMisca(平和維持軍)の一員として800人以上をRCAに出している。前回Miscaを国連軍と行動したが、Miscaはアフリカ連合AURCAに派遣した軍である。誤りをお詫びし訂正する。

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